先日、「披露宴でスピーチをするので」と、若い女性がスピーチのレッスンにおいでくださいました。 今までも、同じ理由でおいでくださった方は何人もいらっしゃいますが、全員男性。しかも、新郎の上司という間柄の方が殆どでした。 大切な友人の披露宴。失礼があると、その友人に申し訳ないから、と、わざわざ忌み言葉まで調べて原稿を作ってこられました。
原稿を拝見すると、大切なそのお友達の姿が目にうかぶような、 具体的なエピソードの盛り込まれたいい原稿でした。 始めはぎこちなかった話し方も、何度か練習しているうちにどんどん自然になって、言葉に思いが感じられるようになりました。
新婦さんは大学時代からのお友達で、かけがえのない親友だとか。そのお友達に恥をかかせることがないようにと、思いやる気持ちと、一生懸命練習したその努力こそが、新婦さんにとっては何よりのプレゼントになることでしょう。 思いはきっと伝わるはず。 祝福の想いを笑顔にこめて、スピーチしてきてくださいね。 (杉山静江)
|